2017年11月20日

トレーのことです

トレーの値上げのお知らせです、材料費、人件費の値上がりで今の価格が維持できなくなりました、

Lトレー \8964(税込) 
LLトレーは値上げしませんが生産中止とし在庫があるだけの販売、
その代わりにMトレーを復活させます \7776(税込) 
Sトレーは今のままです。

それと宅急便の送料値上げがありましたので同じように値上げとなります
阪神百貨店のイベントが終わってから、HPの価格変更作業取り掛かります
よろしくお願いいたします



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2017年02月12日

塗装について

塗装についてお話ししておくことがあります、
バターケース、カトラリー、トレーには下地に耐水塗装を施しその上からオイル仕上げをしております
オイル仕上げだけの場合は数回洗うと、表面のオイルが落ちてザラザラした手触りになります、下地に耐水塗装をすることでそういったことを抑えられ、ケアもだいぶ楽になりました

耐水塗料はウレタン系の塗料を使用しております
塗料は食品衛生法の試験に適合したもので、学校給食の器の塗装に使用された例もあり安全なものですが、
化学物質に過敏に反応される方にはお勧めはできません

自然なものをご希望の方、化学物質過敏症の方向けには、カトラリーの表面を小刀で削りオイルを塗って仕上げるやり方になります、
ペーパーで削るのは簡単に言うと木の繊維を引きちぎっているようなものなので徐々に細かいペーパーを使って仕上げていきますが、
拡大してみると表面は荒れて毛羽立っているような状態です、なので水に濡れると染み込みやすいし、
染み込むと繊維が膨れてザラザラになる、
でも刃物削ると表面は滑らかに仕上がり、水も浸み込みにくくザラザラにもなりにくいというわけです、

商品化するとなると、電動工具(サンダー)を使っての効率的な作業でなく手で削っての仕上げとなるので割高になります、
その点ご理解ください、
posted by tambarin at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 木工 木の小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月18日

米を使っておりません

バターケース改良しております、見た目には全く変わりがないのでお伝えしておりませんでした。以前は接着材に米を練り上げた物を使っていましたが今は使っておりません、
理由は、バラバラになったケースを修理して欲しいと依頼があったのがきっかけです。長い使用を考えるとご飯の糊では接着力と耐水性にどうしても不安があるのが分かりました、
それと食器などに使える安全な接着剤が手にはいる様になったのも後押ししてくれました、

修理したケースの事紹介して頂いてました
スクリーンショット(2015-10-18 10月18日19.01.53).png
それと液漏れチェックも今年8月頃作ったケースからはじめております、(ケースに水をいれて10分放置)
これも修理依頼があったので、対応いたしました、

ネットショップのレビューは時々チェックしてます、励みになったりもするけど、ぬるい仕事をしたとき
指摘がすぐあるので、怖くも有るけど良い戒めにもなります。
あるとき、ちょっとフタの締まりが固いけど大丈夫だろうと納品すると
一ケ月後にはその事を指摘頂きました、
液漏れの件でもそうです、組上げるとき底板の納まりがキツいと組上げにくいので、底板が入る溝を少し大きくしました、
その後やはりレビューでご指摘がありました、完璧と思っていても何かミスがある、ましてこの位で大丈夫なんて仕事は絶対ダメだというのがよく分かりました。



ラベル:バターケース
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2014年12月20日

違う木でも作ってみました

材料に余裕が有ったのでバターケース違う木でも作ってみました

バターケース小 右からチェリー ブラックウォールナット クルミです
チェリーは一個のみバターナイフもチェリーで作っております
ブラックウォールナットは5個ほどあります
PC160042.jpg

バターケース大
こちらはブラックウォールナットとクルミ
こちらのブラックウォールナットと5個程作っております
PC190043.jpg

ブラックウォールナットとチェリの物は木の原価が高く300円プラスの価格となります

バターケース小 
チェリー ブラックウォールナットは ケースのみで¥7884

バターケース大 
ブラックウォールナット  ケースのみで¥9504

他の小物は材が違っても価格は変わらないのになぜ??と思われるかもしれません、他の小物は始めのとき何種類かの木で作る前提でやっていたので材料費の平均を出して価格設定しましたが、バターケースはくるみだけで考えていて、それで価格設定したので価格が高くなりますご了承下さい

こちらをご希望の方はショップでお求め頂き レジ画面に連絡事項を記入する欄がありますのでそちらでご連絡下さい

ケースの木目の見てみないと、、という方はメールでご連絡下さい
写真を添付して返信しますので、画像を見てご判断ください、

クルミ以外の物は材が有るときにしか作れません、予約をご希望でも次いつ作れるかははっきりとお答えできないのでご了承下さい
posted by tambarin at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 木工 木の小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月26日

バースプーン ma-no

cafe ma-noさんのオーダーでお作りしたものです
アイスコーヒーのための物です、はじめに見せてもらったのが鉄製のマドラー
P8200597.jpg
持ってみるとそれなりの重さを感じるのでグラスの中で混ぜるのはちょっと不安、遠慮なく混ぜる気にはならない。長さは指定、匙の形を提案したり(家の有った小振りのスプーンの形を参考にする)
後匙の角度が気になったので話し合ったほかは自由にさせて頂きました完成したのはこちら、
P8200598.jpg
バースプーンというのはピンとこないかもしれません、パフェ用のスプーンを想像してもらうのが解りやすいでしょう。マドラーにもなるし、
瓶の中の物をすくったり出来る、
長くて匙が小さなかわいいスプーンです。
アイスコーヒーもセットして撮影してみました
お客様目線(カウンター外から)
P8200612.jpg

お店側目線(カウンター中から)
P8200618.jpg
私のwebshopでも準備ができ次第販売いたします。

バリスタ視点でのバースプーンのオーダーの経緯はCafe-ma-no facebookの方でご覧下さい
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2013年03月16日

ただいま組上げ中

バターケース作りの真っ最中、
この大量のクランプを使って組上げていきます
P3150211.jpg
組上げの行程はほぼ完了、通常イスなどは組上げができれば
全行程の8〜9割出来てるんですが、私のバターケースはこれで全行程の
半分ほど、組上げてからの加工がまだまだ有ります。
ショップでの販売は3月末〜4月初め頃になります。
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2013年03月01日

カトラリー改良

何度目の改良なのか、、分からなくなってきましたが、、、スプーン、
ラウンドスプーン,パスタフォークの柄を10mm程長くしました
きっかけは「J之おかみ」さんに
「スプーンを持っている様をみているともう少し長くした方がカッコいいのでは」とかなり前にアドバイス頂いてました、
そう言う視点でみたことはなかったなと、感心しつつも使い勝手にそんなに関係しないし、大量に作ったスプーン、フォークがあるし、、、と手を付けられずにおいてしまってました。
でもそれから、ラウンドスプーンとパスタフォークもう少し柄を長くしてつくってほしいと依頼があり完成した品をみてしまうと、柄が長い方がカッコ良く(バランス良く)見える、
実物をみてそっちの方がいいと分かってしまうと、「もう放置は出来ない」!!で改良に踏み切りました、卸先や自身のショップではちょっと前から切り替えております。
そして前のカトラリー(柄の短いカトラリー)はアウトレットものとしてイベントで販売していきます。それが次のお話につながっていく訳です
P3010187.jpg
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2013年02月11日

カトラリーオーダー(オリーブ)

P2049969.jpg

P2049983.jpg
下の写真は少し角度が付いてるので短く見える

オーダーを頂いて作ったものです、カトラリーは形の変更は無し
樹種の変更だけだったので、比較的スムーズに作れました、
箸を作るのは初めてだったので、どんな物をつくろうか、、、、
四角だとわりと楽に作れるけどそれだと物足りない、
で五角形(断面)の箸にすることにしました、先に向かって細くなっていきますが直線ではなく先端の方は少し角度を変えています、
その一手間のかけると真っ直ぐに作るよりは先端の角度を変えるほうが心持ち太くつくれるのがその理由、
そしてオリーブを使うのも初めてでした、油分の多い木で水気には強いのではないかと思います、薄い黄土色に焦げ茶の縞模様のある木でした。
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2012年06月29日

カルピスバターケース こんな物も作りました

今まで撮ってきた写真をチェックしていると、こんな画像を発見
ブログに書こうと思っていたのをすっかり忘れてました。P1282607.jpg
以前オーダーでお作りしたものです、
カルピスバターの有塩と無塩をお使いで、一目で区別できるよう印を付けて欲しいとの事でした。
始めは単に字を彫っただけでしたが冷蔵庫に入れてみて見ると、
薄暗くて彫っただけでは区別がつかないので、
彫り込みの部分に漆をいれて字がはっきり分かる様に手を加えました。
彫り込みの加工賃は頂きましたが、
漆の分はサービスとさせて頂きました(思いつきでやった事なので)
初めてだとちょっと良い事もあったりします
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2011年12月29日

バターケース改良 2

バターケースを少し小さくします。
今はバターケース大、小ともに長さ、幅同じ大きさですが、
以前は幅5mm小さかったんです、トップバリュー北海道バターが
入らないと言うご意見が有り(バターは各社微妙に大きさが違います)
それなら大きい方と同じ大きさにと言う事で今に至ります、
でも時々バターケース小がごついと言う意見がちょくちょくあったり
以前の大きさを知っている方からも同じ意見を聞いたりしてて気になっていたので改良する事にしました、

バターケース小は 
外寸長さ170mm×幅100mm  内寸138mm×68mmを        
外寸長さ166mm×幅94mm    内寸138mm×66mm
改良版は内寸の幅が2mm小さくなっていますが、
雪印 四葉 トップバリュー北海道バター 森永北海道バター
明治北海道ばたーが入るのを確認してます

バターケース大は 
外寸長さ170mm×幅100mm  内寸138mm×68mmを        
外寸長さ166mm×幅96mm  内寸138mm×68mm
に改良となりました、
比較写真などは後日アップします

追記しました
右が改良版のものです。若干小さくなって少しスマートになっているのが
お分かり頂けましたでしょうか?
PC317977.jpg
図面の画像も掲載しておきます。実寸ではありませんが、
大きさの比率は正確なので参考になるかと思います。
あとフタを持ったときの印象が違います、
改良前は取手の部分がエラがはったようにかんじますが
改良版はそう言った印象が無く、小さい手の方により馴染み良くなってます。
これは新旧を比較しないと分からない事なので自己満足と
言われれば仕方ありませんが、
そうした小さい改良を積み重ねて出来上がったのも事実です

PC317979.jpg
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2011年09月23日

完成形、、、、かな

P9126867.jpg
右から 例の返品になったスプーン 2007年
中 「手づくりする木のカトラリー」に掲載された頃の物 2009年
左  最新形 2011年

柄の形このように変化してきました、真ん中の形から最新形に変わって
いくのには、色んな方の助言があってたどり着きました。
具体例を挙げると、ケーキフォークのオーダーから始まり、
「ささらい」さんのスプーン、フォーク、そして最後が黒檀のカトラリーオーダーですあの厚みの柄を持ってみると、
それより厚みがあるのが気になってくる、、で今の形になってます。
これ以上削っていくと強度面に不安が出てくる、
もうシェイプする場所は残ってません。
逆に柄がまた厚くなっていく事は無いでしょう、
4年かけてじっくりとダイエットしてきたのだから、、、
ひとまず完成形ということで。
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2011年09月12日

カトラリーオーダー(縞黒檀)

まず画像貼付けておきます
P9126878.jpg
メールでのお問い合わせがはじまりです
内容を要約すると木のスプーン、フォークを探していらして。
国内をはじめ、海外のサイトまで探していらっしゃった。
丸っこいものより直線的なシャープな物がお好みで私のカトラリーが目にとまる。あと角度感(エッジの効いたデザインのことかな)もお気に入りとの事でした。

右から2番目のスプーンはプリンスプーン(デザートスプーン)
http://tanbananba.seesaa.net/article/215213316.html
を改良したもの、こちらで複数サンプルを作って
その画像をメールで送り,選んで頂きました
(お気に入りのスプーンがある場合は
形を書き写してファックスして下されば,ほぼ同じ形で作れます。)
樹種の選択から始まり,ラウンドスプーン,デザートスプーンなど作っていたのでそれらを提案したりしました。

いつも使っている木と違ったのは、黒檀はオイル仕上げしても効果が薄い、ここで書いているような変化があまり無いので(艶が出ない)
http://tanbananba.seesaa.net/article/38112217.html
普段は300番ぐらいのペーパーがけで止めてますが
800番までペーパーがけして素材を磨き上げて艶を出す
そんな手間をかけてます

約3ヶ月 三十数通のメールのやり取りでお届けとなりましたが、
最後アクシデントが起きました
今まで金属のカトラリーをお使いだったので
「手に取って見ると柄の部分の厚みが気になる」
と言う事で柄の厚みの手直しをしてお納めすることができました。
最後にお使いになった感想を頂いているので掲載しておきます

「試しに小スプーンを使用しました。
口との一体感が、今までのスプーンとは明らかに違いました。
口に入れる部分の厚みが絶妙で、料理を濃く感じられました。
柄の部分のデザインも想像以上で、角角した感じが、素晴らしくかっこ良いです。これから大活躍させて頂きますね☆」




posted by tambarin at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 木工 木の小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月31日

カトラリーオーダー 続き

前回もお話した様に、「カトラリーまでこだわる」なかなか無い事だと思ったので
そのいきさつやスプーン、フォークをオーダーするに上で外せないポイントなど伺ってみました。

以下メール引用
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スプーンとフォークの件
外せないポイントは
<どちらも共通>
女性の口に、手に、あうサイズであること
強度がありながら、スマートな姿であること
口当たりがなめらかなこと

<スプーン>
スプーンの縁が限りなく薄いこと
プリンのちいさなかけらや
溶けたアイスクリームがすくいやすいこと

<フォーク>
ケーキが切りやすいこと
ものが崩れずに刺さること


【プリンスプーンを作ろうと思ったわけ】
プリンスプーンが欲しい
これはプリン専門店を営み始めたときから思っていました

当店は、ぜひゆっくりと
お家のお気に入りのスプーンで食べて欲しいその思いから
オープン当初からスプーンをつけていません
プラスチックスプーンで食べても本来の美味しさは味わえない

食べるということは奥深いもので
器や、カトラリーで味わいが変わります

ご飯をたべるお茶碗ひとつとっても
土物の陶器で食べるのか、磁器なのか、はたまた塗り物なのか
でご飯の香りや、粒感は変わります
ワインなんて細かにグラスの種類が分かれていますよね

プリンにだって美味しいスプーンが存在してしかるべき
ではなかろうか?
そんなわけで
プリンスプーンがほしかったのです

でもなかなか実現はしませんでした
ロットのもんだいやなんかで勇気がなかったというのが大きな理由(笑)

この度カフェをオープンすることになったときに
器や、椅子を丹念に選びました
そしてやっぱり
スプーンが欲しくなりました
皿盛りデザートが美味しく食べられるフォークも


今回勇気を出してオーダーをして
出来上がったスプーンでプリンを食べて思いました
やっぱり気に入りのスプーンで食べるプリンは格別だと


ありがとうございました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

喜んで頂けてホッとしています、あと一つ思ったのはイメージしやすい形
オーダー事例などを持っていないとダメなんですね、
(何も作った事の無い新人さんにオーダーをお願いするのは勇気のいる事です)

それとJ_qualiaさん,家具工房GAKUのご紹介があって、このご縁が出来ましたありがとうございます
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2011年06月16日

ラウンドスプーン(スープスプーン)3

スプーンモニターして頂いている方のリンク貼付けておきます

天真爛漫一家の毎日 hanaさん
http://creatrice-culinaire.blog.so-net.ne.jp/2011-01-27-1

木と工房家具 Jクオリアさん
http://blog.livedoor.jp/jqualia_blog/archives/52175553.html

ベネチアンガラス製ガラス皿などのネットショップ ギャラリー坂木さん
http://blog.livedoor.jp/dnsv_galsak/archives/51170839.html

four-seasons*diary*  ayaさん
http://four-seasons.seesaa.net/article/179795101.html

木製おもちゃ・雑貨大好き★サトウのお仕事ブログ★
http://plaza.rakuten.co.jp/jincom/diary/201101210000/
http://plaza.rakuten.co.jp/jincom/diary/201105200000/

モニターお願いする時、少々辛口で批評して下さいといっていましたが、
「はいわかりました」と色々言える物ではないんですね、
気を使われたんだと思います。
ご迷惑おかけしました、そしてありがとうございます。

そして最後
ケーキフォークを作った時、
沢山アドバイス頂いた方にもモニターおねがいしていました、
以下メール引用

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カレースプーン=スプーン大 
印ありスプーン=カレー、チャーハン用
印なしスプーン=スープ用

お待たせを致しました。送って頂いたスプーンのうち、
第2弾の印あり・なし2本を比較してのモニタリング結果です。
感想をより整理するため、必要に応じて、
カレースプーン及び手持ちのレンゲスプーンとも比較しました。

まず結論としては、印ありスプーンの方が、
口の出し入れがスムーズ、応用範囲が広そうと思いました。

※掬う汁の主な分類は、さらさら系(お汁っぽいスープ)、
ゆるゆる系(例.シチュー、ヨーグルト)、
ポロトロ系(例.豆類、そぼろ、角切り野菜)。

◎印ありスプーンの方が、
・匙部分の口の出し入れがスムーズ。
但し、同じようにスムーズなカレースプーンの方が、
(奥まで入るから?)たっぷり入るような。
・匙部分の(正面だけでなく)斜めからも口に入れやすいので
、お皿から口に運ぶ間に手の動きが最小限で済む感じ。
特に、(匙部分を揺らせない)さらさら系に向いている。
・(平皿でなく)鉢で使用した時、印あり・なし共に、
意外と使い易かった。でも、より良かったのは、印ありの方。
(柄の匙に対する角度と匙の深さのバランスがそうさせるのでしょうか。)
・故に(印なしS、及びカレースプーンより)応用場面は広いかも。

◎印なしスプーンの方が、
・たっぷり入る。そういう意味で、ゆるゆる系にもOK。
・匙部分の正面からでないと口に入れにくいので、
さらさら系には向いていない。
・鉢への使用はOK。
同じ匙深めのレンゲSの方が使い易いと感じたのは、
レンゲスプーンの柄の角度が急だからか。
・カレースプーンに似た使い方となるか。
(でも口の出入れ感は、カレースプーンが上。)

ちなみに、今回試した食べ物は、
○さらさら系:トマトスープ
○ゆるゆる系:カレー、シリアルのヨーグルトがけ
○ポロトロ系(鉢):豆腐のキムチ炒め、角切りトマトのもずくサラダ

以上ですが、分かり難い所やご質問あればおっしゃって下さい。
なんだか、このスプーンも楽しみですね。やはり使っているうちに、
手が勝手にまず印ありを選ぶようになってきます。
身体って正直ですよね。
(でも、モニタリングなので、毎回始めに頭はリセットしたつもりですが。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2011年06月10日

ラウンドスプーン(スープスプーン)2

「その後も試用させていただいていますが、粘度のあるもののほうがしっくりくるんですよね」  
「粘度のあるスープや具は今まで通り、先の角度を利用してスルッと口の中に取り込める」と試用して下さっている方よりご意見頂いていたけど、
自分はスープスプーンの口当たりに納得いっていない(スプーン大の方が好き)ので、
今度は匙の形を微妙に変えて二つ作ってみる事にした、
一つは最初のスプーンを一回り大きくする、匙の形(深さ、形)はそのまま、スープ用スプーンの形
もう一つはスプーンを一回り大きくする、匙の形をスプーン大の深さ,形にして作る、カレー、チャーハン用のスプーンの形です。

このスプーンを使っていて思ったのは、
スープスプーンと言うものが一般の家庭によく使うものなのか、、、と思ったんです、
欧米だとスープは平皿にいれて、スープスプーンを使って口に流し込む食べ方。だけど、日本だとさらさらのスープは汁碗にいれてみそ汁の様に食べる方が多いと思います。
スープ用だけでなくシチューや、カレーの食べ方(上唇でぬぐい取る)に対応できる様にするのも大事だと思ったので口当たりには気をつけてました。

そして、試用の第一声頂いただきました、
「早速使い始めておりますが、なかなかいいですよ!
最初見たところ、第一弾とくらべて「大きさにすごい違いはないような……」と思いましたが、その少しの違いが、使い勝手に大きく影響するのに驚いております。」
そして,二つのスプーンはどうだったのか?
それはご自身のブログの方でレビュー頂いておりますご覧になってみて下さい
http://light1022.blog16.fc2.com/blog-entry-199.html
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2011年06月06日

ラウンドスプーン(スープスプーン)1

あの時 http://tanbananba.seesaa.net/article/171918205.html
チラ見せしたスプーンやっとお話しできます、
スプーンの改良をして欲しいと言われた方が
スープ用のスープンも見てみたいとのご意見が始まりでした、
スープスプーン?どんな物???
それで、神戸に出かけた時買ってきたのが下のスプーン
(裏を見るとsunaoと刻印がある)
P6076266.jpg
それを元に型を作る、でも一つ気をつけてる事があります。
「コピーしない」事、スプーンの形を紙に書き写したら簡単に型は作れるけど、
「それはしたく無い」で作ったのが下の写真。
P6076264.jpg
一つだけでは比較できないので二つは作る様にしてます、
型で見た時は右がいいと思ってました、でも実際にスプーンにして作ってみると
左の方がだんだん良く見えてくる、そんな事もあるんです。

そしていよいよ試してみる、出来上がってすぐ口に含んだときは
「ええんちゃうかな」と思っていたが、ちゃんと使いだすと問題点が見えてくる。
スープスプーンを試作してモニターして頂いた方とのメールのやり取りの一文です、
こんな事自分は言っていました。
「自分で使ってみた所の感想はさらさら,しっとりの両用はう〜んと言う感じです
スプーン大で、粘度の有る物で食べているとスプーンがすーっと普通に抜けるけど
スープスプーンだとスプーンを抜く時「ぐいん」⤴と柄を上げないと抜けない。
それと、下の写真の丸の部分が上唇にあたるのが気になります
PC050409.jpg
自分の作っているスプーン大の口当たりを知っているのでよけい気になります」

それを受けてのお返事は
「その後も試用させていただいていますが、粘度のあるもののほうがしっくりくるんですよね」  
「粘度のあるスープや具は、今まで通り、先の角度を利用してスルッと口の中に取り込める」  
ー そこは私の考えとはちょっと違う ー

そして「スプーンを全体にもう少し大きくしてみたらどうか、
それならすぷーんの両端が当たるのが気にならなくなるのでは」

と言うご意見をいただいて第二弾を作る事にしました。
それは後日お話します。(写真も後日アップします)
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2011年05月06日

バターケース 改良

作っている時「ここをちょっといじってみよう」と、ふと思いついて改良しました。
実物をみて手を動かしている時思いつく事もあります、
図面だけ見ていて閃く事はまず無いでしょう。

角を丸めてみました、それだけの事だけど見た目の印象ががらりと変わります

改良前
P5044764.jpg

改良後
P5044763.jpg

上から見た方がより分かりやすい
改良前
P5044742.jpg

改良後
P5044741.jpg
(ケース内の寸法は変わり有りません
カルピスバター用のバターケースも同じ様に改良しています)

フタのふんわりとしたフォルムが角を丸める事で、より強調されるんでしょうね。柔らかな、優しい感じになります。
posted by tambarin at 10:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 木工 木の小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月26日

はざま

モダンリビンク 3月号 掲載されました
「学生が選ぶ60の木のこもの WOODWORKS60」
と言う企画に取り上げて頂いています
そこで「手づくりとプロダクトの間に有るようなデザイン」
と紹介されているのを見て同じような事をいっていたのを思い出しました。

クラフトフェア応募のコメントです、
確かこのような事をかいたと思います(記憶はおぼろげです、、)
「フェアに参加して違和感がでてきた、
私の作っている物はクラフトと言うより、プロダクトに近いクラフトだと思います。
そんな物があってもいいのではないでしょうか?」
その時は見事に選考落ちしました。
コメントが原因と言うよりは、実力がなかったのでしょうね。
posted by tambarin at 18:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 木工 木の小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月29日

ケーキフォーク

新作です、きっかけはオーダーでのご注文がきっかけでした、
しっかりとした自分の考えをお持ちの方で、
要望をしっかり伝えて下さってはじまりました。
(その方がこちらも作りやすい)
例えば
・(タルトなど硬め生地も)切る、
・(ケーキ生地やフルーツ等を)刺す、
・(クリームやある程度ソース等を)掬う、
・(ケーキ生地やクリーム等を)載せる、
・(特に「載せる」の場合、スプーンと同様)口への出入れがスムーズ
と言うものですこの中で厄介なのが、
タルトを切る、そして掬う事の両立です

切るためには鋭利である事→ミニーフォークのような穂先の形
口への出入れがスムーズ→スプーンの匙の形状
クリームやソース等を掬う→パスタフォークのような穂先の形
それらの機能を併せ持ち,デザインも両立させないとダメなんです
穂先の形は細くてカーブした形になる
その形を削り出しで作ろうとすると木の繊維を切断することになるので
タルトを切るとき折れてしまうかもしれない
その点も考えて材種選びです、固くて粘りが有る木でないといけない
まずリストアップしたのが、楓(メイプル)と黒檀
でもご希望の材はチェリーがいいとおっしゃる、
そこで思いついたのが曲げ木、これなら木の繊維を切断する事なく曲げられる
木を茹でて柔らかくして型にはめ込み固定、乾燥させ穂先を曲げます、
そこで一つ問題なのが、手間がかかる→値段が高くなります。
値段の事をお話しして了解頂き完成しました
最初のメールから8ヶ月、約40件のメールのやり取りで完成したのが、
このケーキフォークです、
オーダの品と違うのが曲げ木でなく削りだしで、材種はメイプルのみとなっています
(メイプルなら削りだしでも強度に問題はありません)
P1222551.JPG

P1222541.JPG

P1222544.JPG

P1222581.jpg

チャイルドフォークとの比較
P1212394.jpg

2月中旬〜下旬にwebshopラインナップに加えます

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2010年12月05日

スプーン 兄と弟

私の小物は手作り感のあまりしない作風なので
よく「シャープ」と一言で形容されます、
フェアに参加したとき、手づくり感のある小物を多く見てきたので
同じ様な物をつくりたくなかったのと、
北欧の物に影響受けていたので今の形が出来曲がりました

スプーンを購入された方がそのスプーンを
「クールな表情のコワモテのお兄さん」みたいとの例えはまさに
その通りです、でももう一方のスプーンを
「歳は下だけどわたしより背の高い、頼りがいのある弟」の様とおっしゃった

そのスプーンたちです
PC050382.jpg

PC050391.jpg
スプーンの匙の長さをもう少し短くとして欲しいと希望され
手直ししました(商品のラインナップ追加予定)

「頼りがいのある弟」という言葉はうれしかったです、
優しさや暖かみの感じる表現、今まであまりなかったのでよけいにです
お使い頂いたスプーンの感想が興味深かったのででこちらで取り上げさせて頂きました

上の物が兄と弟ならこちらは?
PC050399.jpg
ラベル:木のスプーン
posted by tambarin at 12:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 木工 木の小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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