2013年06月10日

ルーツ

私が作っているカトラリーは北欧家具のデザインに影響受けていると以前書いた事があります、でも作ってきた物を見つめ直してみると別のルーツが有る様にも思ったりする事があります、
(実際エッジのきいたデザインの北欧家具というのはあまり無いように思う)
そのルーツというのが鑿、
大工道具の話が好きでそう言った本を良く読んでて、その本の載せてあった鉋や鑿の写真をよくみてました、そのイメージが頭の中に有ったんでしょう。そして何かを作ろうとした時おぼろげながらそのイメージが浮かんできて結びつくそうしてできたのではないかと考えてます

こちらが名工といわれた鍛冶屋の鑿
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こうして見るとエッジの取り方はこちらに影響されてると見る方が自然
P6090429.jpg

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2013年05月13日

座っ展2013

座っ展2013終わりましたねとっく昔に、、、もう一週間たちます、、、
ちょっと今回は実験的な事やってみました
出展したのはこの椅子
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以前お話した椅子とその改良版をつくっていました、ほぼ同じ椅子を並べてどういうご意見があるのか確かめてみたかったんです、画像を見てわかるのが肘掛けの位置、それに背もたれの角度を変えています。
ざーっとアンケートを拝見した所、改良前の方が多くコメントいただけていたようです、
そのコメントの内容は姿勢良く座れてよかったというご意見が目につきました、改良の意味が有ったのかと言われてしまうかもしれませんが、
私が想像するのは座る時間が関係するのでないかと思います、
こういった展示会だと皆さんちょっと座って次の椅子というのはほとんど
長く座っても2〜5分そのぐらいのじかんなら改良前の椅子は背筋を伸ばしてすわると背もたれがその角度にあっているので良く思えるけど、
長く座って少し崩して座ろうとすると途端に背もたれの角度があわずフィットしないというのが自分が使ってみた感想です、
そう言った所もモニターできればとおもってましたがそこまでじっくり座るわけにはいかないし、気軽に椅子を見にいらしている方にそこまでも求められないのがちょっともどかしい所です。
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2010年10月08日

2010 ACFT

2010 ACFT終わりました
今年はいつもの丹波のフェア、どちらか一日は雨が降るというお約束どうりのフェアです
そんな雨の中、ワークショップを希望される方が結構あって嬉しい誤算でした

前日の準備の様子
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ワークショップの写真はほとんど撮れずじまい、でも参加した方の
スプーンは撮ってました
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一応私のチャイルドスプーンをサンプルに作って頂くんですが、
自分好みの物を作るのも全然構いません。

そして二日目の午前中、昼からは雨が降り出すのは分かっていたので
日がさした少しの合間撮ったのが次の写真

鳥山高史さん
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本村亘さん
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いい光があってよかった

ワークショップ参加の皆さん、鳥山さん、わたぼうしさん、
ボランティア参加の皆さん、 実行委員の皆さんお世話になりました
ありがとうございます


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2010年07月12日

滲み出てくるもの

今カメラ、写真にハマっておりまして何本かレンズを所有する様になりました
その中で写りの良い(性能の良い)物も有ります
入門用の物から徐々にステップアップしていく訳です
レンズを変えて撮っていると、なにかの弾みでものすごく良く撮れたりします
モニターで確認してみて「うわっ」となったのがこの写真
P6091583.jpg
克明に写っている手前のモミジととろとろにとろけてしまった背景との対比、
なんて事無い風景がこうも化けるのか、、、写真て怖い、ある意味詐欺です
これは上出来と言っていい程極端な例ですが、そんな事が時々あります
パッと見ただけでハッとするそれが何かと言われるとはっきりとはいえない
でも何倍にも拡大するとわかる小さな違い、それが積み重なって現れる

自分たち仕事も同じなんですね、小さな事をどれだけ大事にするか、
そんな事の積み重ねが存在感となって滲み出てくる
そんな事以前なんどか書いてましたね、改めて思い知らされました
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2010年02月06日

百貨店にて

数日前帰ってきました
百貨店の催事の参加、展示会ともクラフトフェアとも違う新鮮な体験でした
同じ木工(手づくり)というくくりで大勢の人が集まって販売する、
クラフトフェアが似たようなイベントとなりますが、
一つ確実に違うのが、参加する人の意識です。
クラフトフェアは野外でのんびりゆったりと言った雰囲気、
でも百貨店の催事の参加する人、
特に何度も回数をかさねて出店してる人たちの自分をアピールする力、
見ていて「こりゃすごい!」と感心しました、
みんなそれぞれに人の足を止める技を持っている、
結果を出さないと次なかなか声をかけてもらえないシビアな世界
ただ良い物を作っているだけじゃダメ、
自分が作っている物のいい所をしっかりとアピールする力、
人とのコミニュケーションの能力、
それと家具の場合は見せ方が大事な事よく解りました、

後感じたのは、こちらが百貨店のお客さんたちのニーズに応えたものを作る事
自分が合わせないとだめ、順応する能力も必要です
最近自分の我が徐々にて出来ているのでうまく折り合いを付けないと
そうした所でやっていくには難しいようです

自分の居場所、自分に合う所しっかり見極めたいですね
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2010年01月23日

S.L.F

SIMPLE LIGHT FUNITURE シンプルで軽快な家具
略してS.L.F
SIMPLE LIGHT FUNITUREは一番最初の展示会のタイトル
S.L.Fは自分の屋号にしようかと、一時期真剣に考えた事ありました
作り始めた頃の物はそんな作品でした、
でもいかんせん軽すぎた、シンプルで軽快なだけだと特徴を出しにくい
みんな同じように見えてしまう
その軽さから脱却するのにだいぶ時間がかかりました

これは昨年の秋 ギャラリー坂木での企画展でお披露目した
新作のチェスト(サイドボード、TVボードにもなります)
箱ものは自分らしさが出しにくくあまり作ろうと思わなかった
でもこれは自分なりの形ができました。
ちょうどいい重さ(雰囲気)かな
A107805.jpg



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2010年01月10日

企画展

昨年10月 ギャラリー坂木での展示会が
初めての企画展だったんです。今までの展示会となにが違うかと言うと
いままでの展示会は貸しギャラリーでの展示会、
借り賃を支払えば、売り上げはすべて自分の物になるけど
お客さんの対応、宣伝も自分でしないといけない、

企画展というのは,
ギャラリーが企画しその内容に合う作家を招いての展示会
売り上げの何割かギャラリー側に支払いますが、
お客さんの対応、宣伝はギャラリー側がすると言う違いがあります

で、今回どうだったかと言うと,これほどに違うのかとよ〜く分かりました、
サポートして頂けるというのはホント助かります
貸しギャラリーの時、「準備は早めに終わらせて、宣伝の方に力を入れよう
なんて事思う訳です,でもぎりぎりまで作品作りや準備に追われ、
なかなか宣伝の方にまで手が回らない、
そして展示会の期間中は自分がお客さんと向き合い、
作品の事をアピールしないといけないのだけど、
作っている人間はたいがい口下手、
物がよかってもそれだけでじゃんじゃん売れるものではない。
作る事と売る事の両立はなかなかできないんです
マイナス面ばかり書いてしまいましたね、
そんな中でも良い出会いはありますよ。
でも、それだけ(貸しギャラリー)で続けていくのは大変です
2.3回度胸試しにギャラリーを借りて展示会して
早くサポートしてくれる所を見つける
そんな風にしていくのが良いのかなと思います

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2009年12月07日

マクロと広角

「あんたちょっと下手くそやわ」結構ストレートなその言葉
何となく自分でも気がついてたので、
ショックを受けたというより、はっきりそうだと分かったのですっきりしました

自分の世界、空間を作る事の難しさは展示会、クラフトフェアに出るたび痛感する
大きな物だけではだめ、だから小物も作って来たでもそれでもなにか足りない
足りない部分を、二人展にすることでもう一人の出展者に補って頂く
それでなんとかやって来ました

「作っているとどうしても、それだけに集中してしまうんです。大きく見る事が出来ない」
そんな事を話しながら気がついたのは、
自分が撮っている写真と同じという事、
マクロな写真ばかりで(小さなものを大きく写す視野の狭い写真)
広角の写真(視野の広い写真)はほとんど撮ってない
そんな所にも自分の姿が映し出されるんですね

木工をはじめた頃は小さなどうでも良いような事を気にしてました
最近は全体のバランスとかを気をつけるようになって
大きく見れるようになったと思ってたけど、まだまだです

ここで選択肢が二つ出て来ました
今のまま個々の作品をつくる事に集中して、空間を作るのは他のひとにお任せする
それか、もっと広角に見れるように特訓(?)する
さてどうした物か、、、
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2009年06月16日

体格

椅子の座り心地の事で、

暮らしの中の木の椅子展、2.3回行った事が有ります、
一通り座ってみて、なぜこの座り心地??と言う椅子が数個ありました、
名古屋での木工家ウィークでも、色んな椅子座らせて頂きました
そこでも暮らしの中の木の椅子展の時と同じように、
「ちょっとちがうな〜」と言う椅子がありましたが、
木の椅子展の時と違うのは、作り手の顔が見えること
そこで「そうか〜と」気がついた。

私たちのように小さい家具工房で、座り心地を確かめるのは
奥さんであったり友達だったりしますが,
まず自分が座って確かめる、それが一番の基準だとおもいます
だからまず自分の身長や体型に合わせて作る、
自分がちょっと違うな〜って思った椅子の作家さんの体格は
私とかなり違った、そう言う事だったんです
あと細身の人の方が座り心地にシビアかと思います(肉のクッションが少ない分)
まず作家さんの体格をみて、椅子にすわってみる。
そんな見方も面白いと思います
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2009年05月25日

神戸にて

名古屋の展示会が終わり、その夜、あるお宅にお邪魔する事になりました
菅野今竹生さんが風水土のしつらい展の間、お世話になっているお友達の所に
私も転がり込ませて頂きました、
玄関の中に入ったとたん、きょろきょろしてしまう
(目を引くものがあちこちにある、作家ものと思われる品々が多々ある)
お宅だったんです、その一つを
P5183874.jpg
木工されていれば、どなたの作がすぐわかるでしょう?
私も解ったのですぐ聞いてしまいました。(矢澤金太郎氏作です)
ダイニングのイス4脚も同じ椅子です
私自身、椅子を作りいろんな椅子をみてきたので
椅子をみれば大体の座り心地は想像できます、失礼ながらこの椅子は
極上の座り心地ではないと思います、座り心地の良い椅子なら他に色々ある、
でもその夜、その椅子に座りながら、おいしい食事、おいしいお酒、
楽しくいい雰囲気で数時間座っていました、
そのあいだ座り心地で気になった事は一度も無かったんです
そうした中だと座り心地と言った事は本当に些細な事になってしまう
私が座り心地を重視して作ってきたのは何だったのか、、、、
でも、矢沢さんの椅子のような存在感をおいそれと出せる訳でないので
座り心地をかんがえつつ、作り続けるしか無いのです。
それに一目で分かる個性、矢沢さんの家具にはそれがある

器も気になるものばかり、写真を撮っていればよかったのですが、
おいしいわ、楽しいわ、気分はいいわ、で写真の事なんぞこれっぽちも考えなかった
そして、ご主人の持っておられる物も最高でした
その事は次に



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2009年04月03日

視点

3/17日ロッキングチェアご紹介しました
あの写真けっこう苦労したんです、撮っていてもなかなか気持ちが乗ってこない
画面を見ながら撮るんですが、なにかしっくりこない
「う〜ん、な〜んかな〜」って思いながら、間を変えてみたりするけど
なかなか決まらない、自分の中にある黄金比にしっかりはまらない
ブログに載せた写真は、少ない写真からなんとか選び出したものです
モニタで写真をチェックしながら、
確か、07年の展示会の時も新作の椅子が出来ていて
同じように写真を撮ったのを思い出し、みてみてびっくり

まず比較のためにロッキングチェアの写真を
P3160379.jpg

そしてハイバック07asiya-isu.jpg
しなやかなライン、高さとアームの長さのバランス、緩急の付け方
これを超えるものはそうそう出来そうにないかも
なんてこと思ってしまった訳です、

そして数日後ロッキングチェアをみて気がついた「これでいい」
CIMG6446.jpg
椅子と同じ高さでみるのは、設計者の視点(設計図はその視点で書きます)
それよりも、普段目にする目線でしっくりくる事が大事。
確かル・ボナーのご主人もこの視点の写真撮っておられた
そんな事も気がつきました

搬入すませてきました、芦屋の桜は5~6分咲きです
明日、展示会初日です
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2008年07月12日

使いこむ

最近よく使っていた,道具の柄の部分
いい色艶になっていました
こうれいの比較写真です
CIMG4733.jpg

そしてこれが持ち手の部分、手脂がしみ込んでいい具合になってます
(人の皮脂は椿油と同じような成分らしいです
だから,メンテナンスにはもってこいの油と言ってもいいと思います)
CIMG4734.jpgCIMG4731.jpg
使っていて手を休めたとき
目に入る、ついつい見てしまう

時々メンテナンスについて、質問される事があります、
毎日,使う、さすってやる、そんなことがメンテナンスになる
簡単,手軽なメンテナンスとも言えます

でも、それには毎日使って頂けるような物を
作らないといけないとも言えますね
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2008年05月26日

ゆるいもの

ゆるい物あまり好きでなかったんです
だから完全な物、すき無くきちっと仕上げたものを作ってきました
完全なものにしようとすればするほど、どんどん製品になってくる
はじめはそれでいいと思ってました
でも何かちがう、何かたりないと思うようになってきた
で、最近こんなことはじめてます
CIMG4339.jpg
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2008年05月15日

奇跡の一枚 2

「法隆寺回廊の格子、
創建当時のものがゆったり感じさせてくれて一番いい」
そんなことを西岡棟梁が話されてました。
法隆寺は何度か修理されてきたので
その時代色んな時代の作りの箇所があるそうです
創建当時はのこぎり, 台鉋がなく
木を割って製材していたので同じ寸法の物が作れない、
それぞれをうまくバランスをとって組み上げたのが、飛鳥時代の物、
それ以降はのこぎり、台鉋が出来たので
同じ寸法の物が楽に作れるようになりました、
すべて規格品として同じ寸法,同じ間隔で作った物は,
きっちりしているけど柔らかさがなくなってしまった

あの写真は初期のフォークでした、
未熟だったのでそれぞれ形が微妙に違う、
それが作っていくごとにうまくなって、
だいたい同じ物が出来るようになった
整ったものを並べると、整然とする、調和してるけど整列してるただそれだけ、
ふぞろいな物をバランスをとって並べると、
調和の中の不調和といえばいいのかな、、、角が取れて柔らかい
なんか似てるなと思いました
でも回廊の格子とあの写真、似てるようだけど決定的に違う事、
自分の物は偶然が重なってできた物です、

去年クラフトフェア応募のコメントにこんな事かいてました
 「自然の物は何一つ同じ形の物はないけど、
  それらが集まって調和した世界を作っている
  いつかそんな事がしたい」
 そんなことも思い出しました
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2008年05月11日

奇跡の一枚

奇跡の一枚、勝手にそう思っている写真があります
CIMG186.jpg
何度かDMに使いました
自宅で撮ったものです、300万画素のデジカメで撮影、
夕日が差し込んでいる部屋、
それも布団が敷きっぱなしでした
その枕元にサテンの布を敷いての撮影
そんな状況だったので、奇跡と言いたくなります
モニターで見た時「うぉーっ」て言ってしまいました。

このあと同じような写真を、展示会、クラフトフェアで撮りましたが
これを超えるものは撮れません、
一番は光だと思ってます、
光の事は深く考えず偶然だったので、
この光おなじようにとれるのか、、、、
再現するなら夕方、同じ部屋で、
でも時期はいつだったか覚えてないので難しい、、、、

あともう一つ、これもポイントかな?と思っている事があります
また後日に
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2008年04月16日

マイナスする

「余分な肉を落としてすっきりさせる」以前話してました
その前後の様子をお見せします

CIMG3699.jpg
試作の時の物なので、相当大まかに木取りしてますね
実際はもう少し効率よく木取りします

それがこのように
CIMG3790.jpg
スリムに見えていても。
あれだけの部材から荒取りして削りだしていくのです
でも最近、少々余分な肉がついていてもいいのかな、、、
と思ったりする、

こんな事を書いていると、
以前読んだ松久朋琳氏(仏師)の話を思い出します
「私らは、木の中に入っている仏さんを彫りだすだけで
いらん所をパッとはろうてしもうたら、
仏は自然にあらわれるのや」

しびれてしまいました。

この言葉にであったのは、木工をする前ふらふらしてて色々考えていた頃です
またこの本じっくり読み返してみたくなった
いや、読みます。
posted by tambarin at 03:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 木工にかかわるあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月25日

はいけい

拝啓でなく、背景です
作った物の写真、自分で撮影してます
小物の写真は色んな場所で試す事もできるし、
光の感じもだいたい想像できます。
でも大きな物はそれなりのスペースが必要で
場所が限られてくる、今撮っている所は光がよくない
それをわかっていながら、ずるずる来てしまってます

今回場所を変えて撮った写真
まず一枚
CIMG3792.jpg

これが、背景と光でこんな具合にこちらに続く
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2008年02月25日

どこかで見たような

ちょっと思いついた形があったのでラフスケッチを書いてました、
3点ほど、
一つは前に思いついて書いた形
後二つは、思いついたイメージを書いてました、
数日たってみて見ると、
これどこかで見たような、、、
たしか前にも同じようなラフスケッチ書いていたと気づいたんです、
全く忘れてしまってました、良いように言えば無意識にです。
よっぽど作りたいのか、、、作らせたいのか、、、、
夢で、うなされないうちに作ろうかな
posted by tambarin at 00:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 木工にかかわるあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月26日

僅かなこと

「小物だけど小物だけ小さいだけに大きく違ってくる」そんな事以前お話しました
http://tanbananba.seesaa.net/article/32538059.html
今回も新しいものを作っていて
一番もとになる型、(テンプレート)作ってました、
出来た物を見て何か違う、、、
そこで直線的な所を、僅か0.5mmほど膨らみをつけてみると
印象が変わり納得した型ができました、

ふと思ったんです
自分にとっては正解だけど、他の人からすればどうなのか?
僅か0.5mmの事、どっちでもいい、どうでもいいそんな事なのかも、、、
でも、そのこだわりが、自分の形であり個性なんだと思います、
それと同時に、そんな細部にまでのこだわり
良くも悪くも日本人なんだなあとも思いました

posted by tambarin at 02:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 木工にかかわるあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月23日

曲線の誘惑

たいそうなタイトルつけてしまいました、
簡単に言ってしまえば曲線が好きってことです
そんな誘惑の元がこれ
作ってきた椅子の型とRの型(一部です)
CIMG3016.jpg
そして、雲形定規もかかせない
CIMG3017.jpg
最近は単純なRより、
椅子の型の曲線を組み合わせて図面を書くこともある
新作のハイバックの前足、後ろ足は
No,9チェアの前足、後ろ足が元になってます
そして、座面の曲線は
No,3  No,5  No,6と使ってきて今回も使っている
そんな積み重ねの中から産まれてきました

そんな曲線のルーツは、はっきりと分からないのですが、
これも今まで撮ってきた写真の中に
目に留まる物がありました、今年稲村ケ崎で撮っていたものです
CIMG1923.jpg

芯があって伸びやかな曲線

こんなラインに 心 惹かれます


posted by tambarin at 02:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 木工にかかわるあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする