そうなると普通の椅子が無い、それで普通のダイニングチェアが必要になり、
No.9chairに取りかかることになりました。
今まではデザインと座り心地に気をつかっていたのですが、
この椅子はそれに加え作りやすさも追求しました。
いつもは側面の原寸図だけで、後は作りながら寸法をきめていくのですが、
この時はきっちり三面図を書いて作り上げました、
それまでは感覚で作り出していった所も有ります
(簡単な図面だけで、作っていきながらこまいかい寸法が決まっていく)が、
今回はすべて計算して、効率よく作業をこなせるようにと言う所も考えて作り出した椅子です。
こんな所も含めて、椅子作りは大変なんですが、
いろんな木工家が言っておられるように、
やりがいのある、面白い仕事です。
それと、No.7chair改めて写真を見てみると。くせの無いたたずまい、
廃盤にしてしまうのはもったいないですね、
また定番としてご紹介できるようリメイクしてみます。