あの写真けっこう苦労したんです、撮っていてもなかなか気持ちが乗ってこない
画面を見ながら撮るんですが、なにかしっくりこない
「う〜ん、な〜んかな〜」って思いながら、間を変えてみたりするけど
なかなか決まらない、自分の中にある黄金比にしっかりはまらない
ブログに載せた写真は、少ない写真からなんとか選び出したものです
モニタで写真をチェックしながら、
確か、07年の展示会の時も新作の椅子が出来ていて
同じように写真を撮ったのを思い出し、みてみてびっくり
まず比較のためにロッキングチェアの写真を
そしてハイバック
しなやかなライン、高さとアームの長さのバランス、緩急の付け方
これを超えるものはそうそう出来そうにないかも
なんてこと思ってしまった訳です、
そして数日後ロッキングチェアをみて気がついた「これでいい」
椅子と同じ高さでみるのは、設計者の視点(設計図はその視点で書きます)
それよりも、普段目にする目線でしっくりくる事が大事。
確かル・ボナーのご主人もこの視点の写真撮っておられた
そんな事も気がつきました
搬入すませてきました、芦屋の桜は5~6分咲きです
明日、展示会初日です
そして、改めて、ホ−ムペ−ジの写真のロッキングチェア−を見ていてきっと製作された方は売りたくはないでしょうね。と、思ってしまいました。見れば見るほどお見事ですね。私には、ア−トに見えました。使うなんてもったいない。でも使用できるなら、とても贅沢。ほんの最近、木の素晴らしさ、木工の素晴らしさを知り、ますます、こんなに木が価値あるものにまるで魂が入ったものになるということにとても、おののき、感動しています。こんな素晴らしいことを皆さんにお知らせしたいと思いました。きっと、私、会う人、人に言って回ると思いますよ。こんなに素敵な出会いに感謝しております。ありがとうございました。決して、あのロッキングチェア−は高くはないと思いますが、私の今の状況では無理ですが、いつか、チャンスがあれば、きっと欲しいと思います。でも、きっと、製作者は、お手元に置いておかれたいのではないでしょうか?ありがとうございました。
そう感じて頂け、作ったかいがありました、作品の存在感という物がどういった事なのか、少し見えてきたそんな風に感じてます
今度はこうしてみよう、
こんな木を使ってみたい、又作りたい
と言う思いの方が強いので
作った物を手元に置いておきたいという気持ちは全くありません、
作品は自分の子供みたいな物です、
大切にして頂ける所で幸せに暮らして欲しい、それが一番の願いです