2008年12月05日

ちょっとした事だけど

以前お見せしたバターケースの写真です
CIMG5943.jpg
そのバターケースのお話。隅が丸くなってますね、
「だからどうした?」と言われればそれで終わってしまうので
話を進めます、なんて事無いように見えますが、作るとなると結構手間なんです

 これが本体のパーツです
CIMG6135.jpg
ご覧になって解るように側板の内側をアールの分欠き取っている
そして組み上げてからは、隅丸に段差があるので、彫刻刀で修正
ペーパーがけと、一手間もふた手間もかかります。
四角い材料を四角(直角に)組み上げるが一番早くて楽にできる、
その理由は行程が少なく、そのほとんどを機械ですますことができる、
なぜそれをしないのか?

バターケースで言うと、洗いやすくするため、
あと本体も四角でなくゆるいアールがついてる、
そうする事で、ふたに手がかりの部分が出来る
(こちらの記事の写真をご覧ください
http://tanbananba.seesaa.net/article/47280668.html
あともう一つ重要な事
そういった部分をデザインにする事で他の物との違いをだせる。

椅子でも同じです、四角い材料で四角く作ればいいけど、
それでは座り心地はよくないでしょう、それにかっこいい椅子が出来ない
だからみんなそうした事で色んな工夫されてます。
そんな苦労自慢なお話でしたが、
作っていく人たちがしっかり話していかないと
なかなか解って頂けないので時々こうしてお話しします

バターケースついでに、バターケースは完成していて今オイルの乾燥中です。
あともう少し小物を作って、今月中頃webshopオープンさせます
よろしくお願いいたします


posted by tambarin at 02:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 木工 木の小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちょうど1年前にバターケースを購入して今も毎日使用しています。とっても気に入っています!
使い始めは、バターに木の匂いがつくのが正直あまり好ましくなく、、、ずっとこのままなのかしら?と不安に思ったりもしたのですが、今はもう匂いもとれて全く問題ないです。
手にする度に満足感を感じます。細かいお仕事があってこそのことなのですね〜。納得です。
Posted by ゆかちん at 2008年12月27日 09:28
ゆかちん様
木と日常的につきあっていると慣れてしまって、全く気にしてなかったです、
(柿渋も特有の匂いがあり、使っていて同じ様に、指摘して頂いた事がありました)
その匂いはもしかしたら桐油の匂いかもしれません、(桐油も特有の香りがあります)
においはしばらく経つと気にならなくなるものですが、
そうした事もちょっと気をつけないといけませんね、いい事聞かせて頂きました、ありがとうございます
Posted by nam at 2008年12月28日 01:18
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック