
そのバターケースのお話。隅が丸くなってますね、
「だからどうした?」と言われればそれで終わってしまうので
話を進めます、なんて事無いように見えますが、作るとなると結構手間なんです
これが本体のパーツです

ご覧になって解るように側板の内側をアールの分欠き取っている
そして組み上げてからは、隅丸に段差があるので、彫刻刀で修正
ペーパーがけと、一手間もふた手間もかかります。
四角い材料を四角(直角に)組み上げるが一番早くて楽にできる、
その理由は行程が少なく、そのほとんどを機械ですますことができる、
なぜそれをしないのか?
バターケースで言うと、洗いやすくするため、
あと本体も四角でなくゆるいアールがついてる、
そうする事で、ふたに手がかりの部分が出来る
(こちらの記事の写真をご覧ください
http://tanbananba.seesaa.net/article/47280668.html)
あともう一つ重要な事
そういった部分をデザインにする事で他の物との違いをだせる。
椅子でも同じです、四角い材料で四角く作ればいいけど、
それでは座り心地はよくないでしょう、それにかっこいい椅子が出来ない
だからみんなそうした事で色んな工夫されてます。
そんな苦労自慢なお話でしたが、
作っていく人たちがしっかり話していかないと
なかなか解って頂けないので時々こうしてお話しします
バターケースついでに、バターケースは完成していて今オイルの乾燥中です。
あともう少し小物を作って、今月中頃webshopオープンさせます
よろしくお願いいたします
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使い始めは、バターに木の匂いがつくのが正直あまり好ましくなく、、、ずっとこのままなのかしら?と不安に思ったりもしたのですが、今はもう匂いもとれて全く問題ないです。
手にする度に満足感を感じます。細かいお仕事があってこそのことなのですね〜。納得です。
木と日常的につきあっていると慣れてしまって、全く気にしてなかったです、
(柿渋も特有の匂いがあり、使っていて同じ様に、指摘して頂いた事がありました)
その匂いはもしかしたら桐油の匂いかもしれません、(桐油も特有の香りがあります)
においはしばらく経つと気にならなくなるものですが、
そうした事もちょっと気をつけないといけませんね、いい事聞かせて頂きました、ありがとうございます